読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

靖国は侵略戦争を反省 各国にお詫びする神社にして下さい。

これは戦犯とされ、立ち会った軍医に託された銃殺刑直前の兵士の遺言です。

「戦争と罪責ー野田正彰」これは著者の野田正彰氏が帰還兵の聞き取りしたものの抜粋である。その中で軍医であった小川武満さんからの聞き取りが印象的であった。小川さんは軍医だったが、軍医として戦犯死刑囚の連盟で書き残した手紙を紹介している。   

「銃殺刑を前に遠く祖国の皆さんに訴う。靖国は侵略戦争を反省各国にお詫びする神社にしてください。『英霊』『勲章』は拒否します。戦争で日本軍は大変悪いことをした。私たちに殺された中国人遺族に申し訳ない。『聖戦』ではなく侵略であります。天皇陛下も侵略をを各国にお詫びしてください。お詫びは恥ではなく日本の良心です。日本はかつてのドイツにならぬよう、二度と武器を持たないでください。国民党蒋介石軍の戦犯処刑の実体を帰国者から知ってください。岡村寧次総司令官などの戦争責任者や、石井細菌戦部隊長こそ厳重に処罰して下さい。吾身をつねり、殺される立場になって、その痛さを知りました。朝鮮民族伊藤博文に対する憎しみも日本に対する怒りもわかりました。祖国日本の平和と良心は民族の反省なくしては得られません。私たちは日本軍の罪を背負って銃殺されていきます」高橋勝(憲兵准尉、39歳)高橋鐵雄(華北電信電話大興県分所長、39歳)黒澤嘉隆(憲兵曹長、31歳ー黒澤はその後運よく脱獄)。

出版はかなり古いようですが、現在の私たちに訴えるものがあります。

朴訥ながらかえって心境が伝わって考えさせられます。