佐世保女学生殺害事件については

ご両親をはじめとする関係者の皆様の塗炭の苦しみを思うと言葉もありません。この事件についてふと2つの文献を思い出しました。ひとつが「脳内革命」http://tinyurl.com/nq72862、もうひとつが「南京事件三光作戦http://tinyurl.com/naaax2jです。もうひとつ思い出されるのが神戸の「連続児童殺傷事件」です。

私は全く門外漢ではありますが、これは「精神的障害」による疾患であるに違いないと思いはじめました。春山氏は自らの知識と経験から「極限状態の体験がDNA・RNAを通して脳内モルヒネによるある種の幸福感で説明しておられます。」一方、笠原十九司氏は「旧帝国軍隊における『新兵教育』と称する問答無用の殴打・機能不全に至るほどの激打、又一方では『肝試し』と称する捕虜・女性に対する銃剣による刺殺の強制による精神的極限状態を説明しておられます。」笠原氏は「無抵抗な敵を相手にし安全に殺人の恐怖という極限状態を克服させる『合理的』方法だったのである」と説明されています。私も終戦後出世兵士が帰還しましたが、何人かの人がおもしろおかしく話していたのを記憶しています。イラク戦争で多くのアメリカ兵が帰還後数万人とも言われる元兵士がPTSDを患っていると言われています。アメリカ兵がいきなり殺人・残虐行為といった極限状態におかれ精神的対応不可能といった事態に陥ったものと思われます。勿論無抵抗な捕虜に対する虐待はハーグ陸戦規則にも反しますし、ジュネーブ条約にも違反する決して許されない犯罪行為です。皮肉なことに笠原氏の前掲書に「・・前述の全裸の女性を刺殺させる訓練は、良心を麻痺させ、残虐行為に『快感』をおぼえさせる仕組みだったのであろう。・・・部隊内では古年兵や上等兵を中心に、自分のおこなった婦女陵辱行為を自慢しあう会話が日常的におこなわれたという。」そこにはもう正常な人間の判断を通り越した異常心理の兵隊・部隊の姿が感じられます。そしてそのことが皮肉なことに、米軍のようないきなり殺人・残虐行為というショック症状を防げたようにも思えます。一方春山氏は前掲書で「人間には極限状態をずっと体験すると、そのうちに脳内モルヒネが出て、苦痛や恐怖を超越して快感や喜びを感じるようになる防衛的な生理機能があるということである(前掲書101頁)」これは笠原氏の言うように「元従軍兵士の日記には戦闘で人を殺すことが快感になるという記述が頻出する」とされているように、よく符合しているように思えます。

つまりその時点では、見事に殺人鬼に仕立て上がっている訳です。聞けば一連の事故に共通していることは、殺人の前に動物解剖に興味を持っているようです。動機は何であったかは分かりませんが何かのきっかけで生体解剖・殺傷に興味と快感を持ったように思えてなりません。私たちはこんな世界が全く理解できない世界に住んでいます。しかし、こういったケースは今後も起こりうると考えます。一種の精神障害と思われます。こうなると親・教育委員会・警察では対応不可能なのではないのでしょうか。脳神経の症状として専門的カウンセリング・チームによる対処が必要なように思えます。専門的研究・対症法の確立をされんこと、望んで止みません。