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オリバー・ストン監督の歴史観に同感

「歴史を知らない人が多すぎる」といった意味の事をオリバー・ストーン監督が言ったそうだが、まったく同感です。

しかしながら、歴史といっても同じものを見て180゜違った結論になるのも又、歴史だと思います。

勿論それぞれの分野があることは分かっていますが、私はあれこれの抽象的歴史論争よりも、こつこつと資料を集め・歩き回り・いろんな人に尋ねて行く様な歴史書が好きです。

現に今は吉見義明氏の「従軍慰安婦」とか杉原達氏の「中国人強制連行」を読み返しています。

これらは、一冊の著書にかけた膨大な時間と労力を感じます。

又、これらの人の客観的事実に迫ろうとする情熱を感じます。

勿論理論闘争は大事な事は間違いありません。客観的資料を前にしての論争でさえも先に述べたように全く正反対の結論になります。

もっとも、その場合の主張の核心は「国家の栄光のみをみつめ、侵略戦争や植民地支配の実態を直視することを避ける事」にその主眼があるわけで、虚心に史実を検証する意思など毛頭ないからです。

安倍首相は「侵略戦争かどうかは学術的検証が必要」としています。

しかし、こういっているのは安倍首相と「自由主義史観研究会」といったグループだけであり、戦後の世界は第二次大戦の反省の上に、出発しています。

安倍首相は時間をかけて侵略かどうかを学術的に検討するとしています。

頼まれもしないのに(傀儡政権は頼まれた事にならない)よその国へ行って、領地・資源を奪いその国の人々を収奪・虐殺する事が侵略である事など小学生でも分かる事ではないでしょうか。

もし日本の国へ他の国が入ってきて、上記のような事をしたら、相手の国の侵略行為ですし、それに立ち向かって防衛したら正義の侵略祖国防衛戦争です。

物事は原点に返って単純に考えればおのずと議論の骨格が見えやすくなるものだと思います。